64歳目前で、まさかの自動車学校デビュー。18歳で原付免許に2回落ちた私が、約45年越しに普通自動車免許を取得しました。きっかけは母の介護と鹿児島での二拠点生活。真夏の往復約4時間のバス通学を続け、先生たちに支えられて無事卒業。そして東京・鮫洲での学科試験にも合格しました。まずはそのご報告です。
64歳目前で、ついに運転免許を取得しました
2026年11月2日。
63歳と11か月。64歳の誕生日をちょうど1か月後に控えた私が、ついに運転免許を取得しました。
いやあ、長かった。本当に長かった。
鹿児島の自動車学校に通い始めたのが7月11日。卒業したのが9月15日。そして東京・鮫洲で学科試験を受けたのが11月2日。
7月から11月まで、約4か月です。
まさかこの年齢になって、こんなに長い間、運転免許に振り回されるとは思いませんでした。
でも、取れたんです。ついに。
18歳のとき、原付免許に2回落ちた話
そもそも私、免許にはちょっとした苦い思い出があります。
高校を卒業した18歳の頃、原付免許の試験を受けたことがありました。
結果は、2回とも不合格。
これがもう、ずっと心のどこかに引っかかっていたんですよね。
20代、30代になると、周りはみんな当たり前のように免許を持っている。
海に行くにも、イベントに出かけるにも、私はいつも助手席。
それがもう、羨ましくて仕方がなかった。
30代で逃した免許取得のチャンス
実は30代の頃、一度だけ免許を取るチャンスがありました。
東京・世田谷の自動車学校で、アンケートだったかモニター募集だったか、そんな企画があって応募したところ、なんと合格。
これは免許が取れるぞ、と思ったのですが、家庭の事情が変わって通えなくなってしまいました。
そのまま子育てに突入。
仕事をして、子供を育てて、気がつけば60代。
免許のない人生が、すっかり当たり前になっていました。
母の介護で始まった鹿児島と東京の二拠点生活
そんな私が、なぜ今になって免許を取ろうと思ったのか。
きっかけは母の病気でした。
去年の秋頃から、母の介護のために東京と鹿児島を行き来する生活が始まりました。
それまでは、たまに鹿児島へ帰る程度だったので、移動はタクシーで十分だったんです。
ところが、月に1回くらいのペースで帰るようになると、そうも言っていられない。
仕事環境も鹿児島に移動
4月からは実家に長く滞在するようになり、仕事用のパソコン環境も半分ほど鹿児島へ移動。
モニターも新しく購入して、東京でも鹿児島でも同じように仕事ができる環境を整えました。
母の退院後の生活に備えるためです。
地方のバス移動は想像以上に大変だった
そこで痛感したのが、地方の交通事情。
- バスは1時間に1本か2本
- 夕方5時を過ぎるとバスがないこともある
- 車なら約10分の病院も、バスなら約35分を見込む
- バスの時刻に合わせて1日の予定を組まなければならない
東京では考えられない不便さです。
しかも、当時の母の面会時間はたった15分。
15分の面会のために、バスの時間を調べて、予定を組んで、暑い中を出かけていく。
6月からは30分に緩和されましたが、それでも移動を含めると、ほぼ半日仕事です。
これが毎週何度も続くわけです。
もう、免許がないとやっていけない。
そう思うようになりました。
片道2時間。自動車学校への通学がすでに修行
鹿児島で自動車学校へ申し込んだのが6月末頃。
そして7月11日、いよいよ教習生活が始まりました。
ところが、この通学がなかなか大変。
- 行きはバスで約2時間
- 帰りは約1時間半
- 往復で約3時間半〜4時間
- 通学は週に2〜3回
教習を受ける前に、すでに結構な体力を使っている。
しかも母の病院への面会もあります。
東京にいるときは、ほとんど家から出ない生活をしていた私が、鹿児島では週に3〜4回も外出することになりました。
それも真夏の鹿児島です。
面会時間は午後2時から4時の間。一番日差しが強くて暑い時間帯。
いやもう、体力的にはなかなかしんどかった。
それでも約2か月間、通い続けました。
今思えば、よくやったなあと思います。
プレミアではなく、ゴールドプランを勧められた理由
教習を申し込むとき、スピードプランというものがありました。
スタンダード、ゴールド、プレミアといったプランがあって、せっかくだから少し高くても、プレミアでお願いしようと思ったんです。
ところが、学校の方から、
「いやいや、ゴールドの方がいいですよ」
と言われました。
えっ、なんで?
普通、商売だったら高いプランを勧めるんじゃないの?
なんて、ちょっと思ったわけです。
でも、私の年齢や通学の大変さを考えて、ゴールドプランを勧めてくださったんですよね。
なんだか、いい学校だなあと思いました。
もっとも、結局は追加、追加で費用がかかってしまったんですけどね(笑)。
このあたりの費用の話も、また詳しく書こうと思います。
ChatGPTと先生たちに支えられた2か月
そもそも、64歳目前で運転免許なんて取れるのか。
そんな不安もありました。
実際、ChatGPTにも相談しました。
「この年齢で免許を取るって、大丈夫なの?」
なんて聞きながら、励ましてもらっていました。
そして何よりありがたかったのが、自動車学校の先生たちです。
担当の先生が本当にいい先生で、さらにその先生をサポートする指導員の方々も素晴らしかった。
皆さんに支えられながら、何とか教習を進めることができました。
そして9月15日。
無事に自動車学校を卒業しました。
卒業しても終わらない。最後の難関は鮫洲の学科試験
鹿児島の自動車学校を卒業したものの、免許取得まではまだ終わりません。
本籍を移す時間もなかったため、学科試験は東京で受けることにしました。
ところが、今度はWeb予約がなかなか取れない。
結局、試験まで約1か月半待つことになりました。
18歳の原付試験の記憶がよみがえる
もうここまで来たら、絶対に学科で落ちたくない。
何しろ18歳のとき、原付免許に2回落ちた経験がありますから。
あの記憶が、何十年たっても消えていないんです。
試験の3日前くらいから、改めて学科の勉強を開始。
そして11月2日、鮫洲へ。
無事、合格しました。
ようやく、本当にようやく運転免許を手にすることができました。
63歳11か月で免許を取得して
18歳のときに原付免許に2回落ちて、30代では免許を取るチャンスを逃して、気がつけば60代。
ずいぶん時間がかかりました。
でも、63歳11か月でようやく運転免許を取得しました。
母の介護がきっかけでしたが、今までできなかったことが、ひとつできるようになったのは嬉しいことです。
もちろん、免許を取ったからといって、すぐに何でもできるわけではありません。
これからは実際に運転することに慣れていかなくては。
教習中の出来事や、先生たちとのやり取り、実際にかかった費用など、まだまだ書きたいことがあります。
そのあたりは、また少しずつ書いていこうと思います。
とりあえず、64歳目前にして運転免許取得。
長年の宿題が、ひとつ終わりました。